「四季、式として / それでも尚、未来に媚びる 」によせて
何処か窮屈で、何かにイライラしてた。
カートやジミヘンみたいに27歳には死ぬんじゃないかと本気で思ってた。
特に嫌なこともない筈なのに、鬱屈した毎日。
18歳の春、全く知らない人達と映画を撮ることになった。思えばあの日、生まれて初めて自分にとって意味のあること、価値のあることを選んだのかもしれません。
撮影帰り、近鉄奈良線で見た夕焼けの奈良の景色。
そんな事をふと、「昨日のこと」の様に思い出した。
あらゆる物や事柄、全て最初は無価値で無意味。
それに価値を見出すのは自分自身。
他人からすればガラクタでも、自分にとっては宝物。
また、春に会いましょう。
My December / バーニング・カジハラ・ファイヤー