回顧録 vol.6
3rd Single 「ソラリス」
コンスタントに県外へ行くようになり、今作に収録されている「todome」を100枚限定でナンバリングし無料配布(シングルとはアレンジとミックスが違うver.)。
その後マシリト印藤さんの提案で我々 My December / Jonathan Chop' 88 / アライ先輩 / ザ・キャメルズ の4バンド各1曲づつ集めたコンピ盤「Quadrophenia」にて「血を吸う宇宙」で参加。タワレコ 新宿店とヒルバレースタジオ限定で無料配布。このコンピ盤4曲のミックスは各バンドで、マスタリングはM4Ⅱの稲田さんにお願いしてジャケットは勿論僕のコラージュ。
オルタナ歌謡爆弾という肩書きをいただきました。
詳しくは前のブログで。
http://d.hatena.ne.jp/myde/20140104/1388857162
コンセプトは立ててなかったが結果、今の自分達をぎゅっと凝縮した内容になった。
ジャケットは趣味のコラージュから1番気に入ってるやつを採用。
タイトルはアンドレイ・タルコフスキー監督の旧ソ連映画「惑星ソラリス」から拝借。
1. 惑星
前半後半と拍子が分かれ、同じメロディは2度と出て来ないちょっと変わった楽曲。
よく考えたら所謂8ビート!みたいな曲が無かったので牧野が持ってきたフレーズに「わかりやすく作る」をモットーに掲げ サビからはじまるようにしたんですが…。
結果、後半が6/8拍子になりちょっと逸れました。
Bメロの演奏が難しく、楽器隊が上手くハマらないと こまちゃんが歌いにくそうでしたね。
音源ではそうでもないんですが、ライブでは急にはじまる感じがしてたのでイントロの尺を倍に。
タイトルは"惑星"繋がりで。
ウォン・カーウァイ監督の映画「恋する惑星」をその頃久しぶりに観てたのもあります。
2. ノスタルジック・ナイトクラブ
昔あった原曲をリアレンジ、Cメロを追加 更にライブでブラッシュアップさせた艶めかしい魅惑の楽曲。
恐らく「これぞ駒田節っ!」と皆んなが思い描く曲じゃないでしょうか。歳を重ね声質にも合った妖艶な感じが凄く出てます。
この頃には牧野のメロディの付け方、こまちゃんの限界のキー設定などを理解してたりと作曲スキルがアップしてます。
Cメロ前の限界に振り絞ったボーカルは鳥肌もんです。
Bメロのライドシンバルも凄く綺麗に録れてますね。
ベースラインも気に入ってて、BOA顔負けタイトなジーンズにねじ込むぐらいメンバーお気に入り楽曲ナンバー5です。
ライブではイントロを変更。
個人的なイメージとしては進駐軍みたいなのを想像してました。あとはキャバレー。
タイトルは… なんとなくぽいので笑。
3. todome
何キッカケかは覚えてないんですが、おそらく瞬殺で出来たと思います笑。
代表曲の1つでライブでは解散まで頻繁に演奏してましたね。
特に難しいことはしてないんですが、和メロで進んで間奏は拍子が変わりフラメンコのフレーズが入ってるのは自分達らしいかなと。
ファンダンゴでソニックアタックブラスター(現 鶴ヶ屋)と2マンした時にカバーしてくれたんですが原曲崩しまくりで最早別な曲になってました笑。みんな元気にしてるかな〜。
ベースの変な弾き方はいつからやってたんやろ…。たまに「あれ練習してるんですか?」と聞かれたりしてましたけど、あんなん練習するわけないです笑。
タイトルは何かの本で読んだ「留め」仕止める「止め」のフレーズが気に入ったので。
4. 血を吸う宇宙
元は違うベースラインやったのを、ハネさせたベースラインにしたらみんなのイメージが膨らんで30分ぐらいで大体出来上がりました。
ベースは9mm parabellum bulletの「光の雨が降る夜に」のニュアンスを参考に。Cメロのタッタッタッタッという休符を入れたベースラインは気にいってて、音源ではサビのベースは和音で弾いてます。
ライブでは牧野がAメロ弾かないパターンあり。謎の休憩。というか、年々Aメロを弾かなくなっていってた気が…笑。
バンド史上1番POPで聴きやすい楽曲じゃないでしょうか。
ラストライブではセットリストから外れましたが、村ちゃんの要望で謎に最後のスタジオで演奏しました。
タイトルは佐々木浩久監督の発狂シリーズ 映画「血を吸う宇宙」から拝借。
「惑星」以外ほとんどのライブでどれかの楽曲を演奏してたのでみんな気に入ってる証拠だと思います。
収録楽曲のバランスも良く、物販で1、2を争うぐらい買っていただきました。
音色や奏法など各々この時期ぐらいからやっと自分達らしさが確立されていったんじゃないでしょうか。
ベースの機材は前作から変わらずですがギターのエフェクターは稲田さんから借りたり増えてます。