回顧録 vol.2

1st Album 「showcase」

 

かなり病んでるジャケット笑。

筆じゃなくて絵の具を指につけて描いてます。

 

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何なんでしょうかこれは。何故これにしたのかはよく覚えてません笑。でも収録曲とジャケットが割とマッチしてるんじゃないでしょうか。

 

余談として、この頃からジャケットやバンド周りの色々を自分でやるようになりました。やりたがりなんですよね。一応メンバーにも意見を聞いたりしてましたが最終的には出来上がりを見せて有無を言わせないようにしてました笑。

表現することに溢れてたんでしょうきっと。

 

アルバムタイトルは当時よく一緒にライブをやっていた「イモン」というバンドのGt. ケーマくんに「お前らライブっていうか、ショーケース観てるみたいやわ」って言われたのがキッカケ。

 

 

「showcase」

1. eadGBE

ギターのフィードバックから次の曲へと繋がるイントロ。

靴音とドアの音はレコーディングスタジオの廊下で録音。たしか牧野のブーツやったような。

ギターのフィードバックがフェードインして次の曲へと繋がります。

タイトルはギターのレギュラーチューニング。

何故わざわざ大文字小文字に分けたのは覚えてません笑。

 

2. Les Enfants Terrible

あんまりライブでやってなかった気がします。

村ちゃんらしいドラミング、ハイハットが綺麗ですね。スネアの抜けがすごい。

Bメロがハミングという斬新さ笑。

タイトルはジャン・コクトーの小説から。

読み方は「レス アンファンツ テリブル」。

通称「ゾンビ」。

鹿児島でライブをやった時に、このタイトルの曲が気になって観に来てくれた外国の方がいました。

 

3. LIBIDO

当時バラードが無かったのでバラードを作ろうとスタジオに入った結果、この曲が出来ました笑。

ベースは指弾き、スラップもやってましたね。

シャウトは僕です。

ギターのフィードバックから裏拍でイントロが入ってくるのはTHE RUSMAS「In the Shadow」、2番AメロのギターはRADIOHEAD「Creep」のオマージュ。

 

4. サカナ13

村ちゃん曰く、僕がイントロのベースを持ってきてすぐに形になった曲らしいです。多分そんな手直し無しに勢いで録音したんでしょう。

読み方は「サカナサーティーン」。通称「サカナ」

オイルサーディン」みたいな感じで読んでください。

ベースの休符をもっと気にしろよと当時の自分に言いたい。

 

5. 真理の箱舟(信仰mix)

THE USED「Buried Myself Alive」みたいな曲を作ろうと牧野が意気込んで作ってた記憶があります。当時結構気に入っててアルバム発売前にこの曲を枚数限定で無料配布してました。アルバムに入ってるのはmix違いです。

メロはL'Arc〜en〜Cielでオケは洋楽スクリーモ寄りの個人的に初期曲の中でメンバーの個性、やりたかった事のバランスが上手く反映させれた曲だと思います。

途中、ライドシンバルだけになってからギターアルペジオが加わりシャウトするアレンジはTHE USED「Say Days Ago」、Finch「What It Is to Burn」のオマージュ。

タイトルは映画「Distance」劇中に出てくる新興宗教から。

 

6. again again again

どうやってできた曲か思い出せない…。

ライブではあんまりやってなくて、村ちゃんがアウトロでズレて3人がめちゃくちゃ怒った記憶あり。

今作では1番好きな曲。

タイトルは当初「again again」にしてたんですが、The Smashing Pumpkinsが「TONIGHT,TONIGHT」なら俺らは3回言ってやろうと。

そしたらBeat Crusadersが「TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT」というシングルを発売しました笑。

 

7. サ&\%徒)=

デスボイス、シャウト満開のハードナンバー。この曲もどうやってできたか思い出せない…。

当時ライブでは頻繁にやってましたが、どんどん音楽性が変わりはじめいつのまにか封印。

読み方は「サディスト」。

タイトルの文字化けは椎名林檎「絶頂集」のオマージュ。

 

8. landscape

元々は違うメロディーでDemoに収録してたんですが、メロディーを大幅に変えて再録。

AメロのベースラインはBRAHMAN「Great Help」を、間奏のドラムはL'Arc〜en〜Ciel「flower」を参考にしてます。

ライブではイントロのアレンジを変えLive ver.として10年ぐらいずっと演奏してる唯一の楽曲。

 

 

 

以上1st Albumの解説でした。

久しぶりに聴き返してみたんですが、楽曲は重たいながらにサビはキャッチーに仕上げれてるんじゃないでしょうか。

しかしながら、解説しないとわからないオマージュ感がハンパない笑。

ほとんどの曲は演奏しなくなった為、ベースをどう弾いてたか思い出せない部分もありますがやはり少し演奏のヨレたとこや音色の使い方などまだまだなとこがありますね。

こまちゃんのボーカルの声量や巧さで助けられてるというか、まだ楽器隊がガッツリ固まってないというか。

 

この作品からほとんどの楽曲を同じレコーディングスタジオ、エンジニアの稲田さんに録音してもらってます。

誰の紹介でも無く、飛び込みで行ったのでまだ稲田さんも手探りだったんじゃないでしょうか。

 

この頃はジャンルが固まったブッキングなどでライブをしてましたがどんどん知識も増えやりたい事の方向性など変わっていき、次の作品からシャウトや重たい感じが減りはじめ、幅広い音楽をインプットし自分達なりに咀嚼した作品になっていきます。